株式会社ALL-A

【商品開発】「大判焼きの会」熱く…始動!!

子供のころから大好きなお菓子があります。それは「大判焼き」。
あらためて説明すれば…「大判焼き」とは、「ふんわりとした生地にあんこ(主にこしあんや粒あん)が包まれている和菓子のこと」。ちなみに私は「粒あん」派です。

私は「甘党」というわけではないんですが、時折、「大判焼き」の形を思い浮かべると、懐かしさがこみ上げて無性に食べたくなります。できたてを頬張ったときの「幸せ感」は、子供のころも、そして半世紀以上たった今の年齢でも変わりはありません。

実はずっと「大判焼き」という名前は秋田のもの、そして「秋田のソウルフード」だと信じ込んでいました。でも、調べてみるとそうではないようでした(残念ながら…)。そもそも愛媛県松山市から全国に広がった、とされています。

「大判」という名前は、大きな円形の鉄板に並んだ型を回転させながら焼く調理方法、サイズの大きさなどに由来する、といいます。また松山市を舞台にした獅子文六の人気小説「大番」から、という説もあります。

「今川焼き」や「回転焼き」など地域によって呼び名も違いますが、「ふんわり生地に餡(あんこ)」という基本は同じ。やはり日本中で愛されている伝統の大衆和菓子なんですね。

さて、気になる秋田の「大判焼き」。

ALL-Aではこのほど、「大判焼き 食べ比べ会」を開きました。会員の中から「食べ物系の企画をしてほしい」「みんなで茶話会できる場を」との声が多く寄せられたことがきっかけです。

皆さんの声を受けてスタッフが協議。シニアの皆さんが大好きな「大判焼き」の魅力を再発見するとともに、「大判焼きの未来」についても夢を語り合おうという場を設けたんです。

市内で入手できる5店舗、1市販商品(冷凍)の「大判焼き(一部たい焼きも)」を用意。今回、「食べ比べ会」に参加した会員は60~80代の男女12人。それぞれ「ソウルフード」としての熱い思いを語ってくれました。

「寒い日には焼きたての大判焼きが心を温めてくれる。ほっこりした気持ちになれる」、「午後のお茶タイムに、コーヒーと一緒に楽しむのが最高。大判焼きは心の栄養」

うん、うん…分かりますねぇ。

皆さんは「大判焼き」をもっと身近な存在にするためのアイデアも出してくれました。

「地元の素材にこだわった安心安全な大判焼きを作ってほしい。原材料の産地を明記することで、信頼感が生まれるのでは」、「秋田ならではのあんこを使った大判焼きがあれば、地域の特産品を活かせるし、観光客にも喜ばれるはず」

「大判焼きを通じて秋田を盛り上げたい」という総意のもと、「食べ比べ会」は「食べ比べ」から一歩進んで、「今回食べ比べした各店の良いところを取り入れた新しい商品開発」という方向に話が及びました。

「夏には冷やし大判焼きもいい」「皮の種類、中身を”福田パン方式”にして自由に選べるようにしたら…」「CNAの”秋田犬たれみみだいちゃん”キャラを使ったら。またALL-Aのオリジナルキャラを作るのもアリ」

あらためて思いました。大判焼きは、私だけじゃなく、多くの人たちにとって、「ただのスイーツではなく、地域の文化や思いを詰め込んだ特別な存在」。未来の大判焼きに対する夢を語り合うことで、新たな価値を生み出すきっかけになるかもしれません。

さあ、「食べ比べ会」がグレードアップした次回の”大判焼きの会(名称は未定です。何かご意見ありませんか…)”は4月25日。どんな意見が飛び出すのか。今からワクワクします。

記事:ALL-Aサポーター・元魁新報記者:西村修